とうとうこの日がやってきました。
申し込んだはいつの事か忘れそうになっていた今日この頃、
箱をあけ、各ジョイントを慎重に確認しつつ感慨にふけっております。
ウチのは、皆様ご指摘のように肩がポロポロな所意外は
いたって正常に機能しております。
「製品」としての精度は別にして「設計」段階においては
コストパフォーマンスを含め十分以上に合格点と思います。
雑誌の全プレのおもちゃとしては・・・かもしれませんが。
大体、「浅井真紀」の「全プレ」なんて贅沢だぞ。
「モロゾフ」に「チロルチョコ」作れって感じだもん。
ん？例えが変か?
・・・・さあ、チューニングはじめましょ。

自分がモロゾフかと言えば、良いとこエンゼルパイみたいな
混成チョコ菓子な気もしますが・・・(笑）

今回は、本当にラインを使った製品に関わる事の難しさを痛感しました。
関われる最後まで、確認をとっていても、やはり転ぶ事はあるのだと、
原型や関わり方のスタンスまで含め、今後の立ち居地について考えさせられました。
チューニングにつきましては、現在合間を見ながらですが、ムービーを作成しています。
加工されました後でも再加工は可能ですし、後々でも御覧頂ければ幸いです。
ありがとうございました。

かつての出来の悪いガンプラで育った世代といたしましては、
製品に対し必ずしも完璧を求めているわけでは無いのであります。
いや、完璧ならばソレはソレですばらしい事なのですが
例えば最近のガンプラを素組みした日にゃぁ
「完成させた喜び」＜「（バンダイに）負けちまった感」
なもので、寂しささえ感じてしまい・・・
浅井氏の作品はそういうスタンスではないのでしょうが
「造る」という我が欲求を満足させてくれるありがたい物。
浅井氏が「生んだ」作品を私が「育てる」って感じでしょうか？（笑）
皆さんアスカを良い子に育ててくださいね。

正直、情熱を傾けて少しでもよいものを作ろうとした浅井氏を傷つけたくはなかったからずっと悩んでいたけれど、この際はっきり言ってしまうと、肩がポロポロ外れるのは可動域を増やすために肩パーツのボールジョイントのメスの部分の上部を大きくえぐり取りすぎたせいだと思う。つまりボールを「包み込む」ように受けなければ大きさと素材の弾力性の兼ね合いで外れやすくなるのは当然だと思う。現物を見ると、明らかに「前後でボールをつまむ」ようになっている。ある程度大きなボールジョイントであれば当然メス側の受けも厚みが確保できる分当然挟み込む力も増すが、いかんせんアスカは小さすぎてはさむだけの強度が足りず完全に素材のボールを保持する力よりも口が広がるようになってしまっていると思う。とはいえ、ユーザーに少しでも楽しいものを提供しようとする浅井氏の熱意は重々感じられるので責める気にはまったくなれない。ただ、肩パーツだけではなく二の腕の回転軸からすっぽ抜けたりかかとがゆるかったり、製造のクオリティも明らかに低いのは間違いないと思う。また箱から出してすぐ関節が折れたりするのもユーザーの扱いの悪さで一くくりにはできないと思う。それに、メガハウスにしても責任者という人物が肩の件について現物が手元にないといいながら程度という言葉を平気で連呼するのはどうかしていると思う。ここは確かに原型師さんのサイトだから腕に自信のある方が多く集まっているとは思うし、そういう方たちは実際はるかによく改良することが出来ると思う。でも、どのようなかたちであれ誰もみな応募券のために雑誌を買い、いくばくかのお金を払っていることも事実。確かにこのような場で情報交換を行い問題を解決するのもひとつの手段かもしれないけれども、同時にそれは本来責任を負うべき相手に対しエクスキューズを与えることでもあると思う。そしてそれは自分ではどうにもできないけれど楽しみにしていたであろう声なき人たちにとって不利に働き、さらに製造責任者たちにとっては「ちょろい相手」と認識されまた同じようなことが繰り返されることにつながるのではないかとも思う。正直、内輪でなあなあで方付けて聞き分けのいいよい子ちゃんに見えてしまうのは私がおっさんになったということなのかなあ・・?まだ若い悪いおっさんのつもりなんだけど・・。っていうか、主張することはきちんと主張すべき、おかしいものはおかしいと責任を負う者に対しきちんと要求できないと人生損するよ。・・まあフィギュア一個でそこまで言うのも大人気ないんだけどね。

肩関節の構造や改修云々についてはともかく、他はここに書き込むにはお門違いじゃないでしょうか？
製造クオリティに関しては一介の原型師の掲示板ではなくメガハウスに直接伝えるべきでは？
主張すべきことは主張すべきなのは確かですが、
主張すべき相手に伝えることが大事だと思いますが如何ですか？

> まあフィギュア一個でそこまで言うのも大人気ないんだけどね。
自覚されてるんならわざわざ長々言わないほうがいいですよ？
自分の事を「大人」だ思ってるならとならなおさらね。

　そうだね、そう思うよ。というより最初からそういう意見はあると思っていたし、そのときはきちんと謝るつもりで書き込んだ。
　ただ、問題の相手がのれんに腕押しなのも本当なんだよね。伝えるべき相手というとメガハウスと角川書店だけど、メガハウスは前述の通り、角川は無視とたらいまわし。ただ、正直に思うところといえば、肩に関しては浅井氏も素材の強度や構造に関してはちょっと甘かったところはないともいえないとも思う。

　まあ、とはいえそういう意見があったときは間違いなく読んだ方は気分を害されているのだろうし、ましてや浅井氏にしてみればかなり凹んでしまうだろうと思うから、ここできちんと謝ります。

失礼しました、ごめんなさい。(モニター越しに本気で謝ってます)

lainさんのいうようにアスカには不満点があるのは事実だし、模型に馴染みのない方にはどう対応してよいのかわからない故障もあるでしょう。(ボールジョイントの軸の破損等)

ただしそれは、対応が「のれんに腕押し」だという不満もふくめて、メーカーに言うべきであって、ここで書かれてもと思います。「内輪でなあなあで方付けて聞き分けのいいよい子ちゃん」という表現も、ハッパをかけているつもりかもしれませんが、何をもって「なあなあ」なのでしょう。

書くだけ書いて、気分を害する人がいたらあやまりゃいいとか、削除すりゃいいというのは無責任ではありませんか？同じ「大人」としてそう思います。

またまたガンプラの話。
最近の出来が良いガンプラと昔のガンプラの違いって何？
私が思うに、もちろんバンダイの技術力のUPがある。
しかし、それ以上に製造に関わった人の想い。
ガンプラで育った人が関わる事で良い点悪い点が
ちゃんとフィードバックされてるからなんじゃないかな？
100点の原型が製造過程で70点になってしまうなら
150点の原型を作る、製造過程を見直す、材料を見直すなど
やる事はたくさんある。が、おそらく、やれる事は少ない。
（私達が）最小の労力で最大の結果を求める。には、やってくれそうな所に言う。のもひとつの手段。（←プレッシャー？笑）
だが、ソレは後の話。「今そこにある危機（アスカの肩）」にまず対処したいです。
この金額、このレベル、この数、これだけの時間を鰍ｯの時間を掛けた物に対して
「やってくれる事」はあるのか？
ものわかりの良い大人は考えちゃいます。

重ね重ね、痛み入ります。
浅井としては、皆さんの御意見を次の原型に活かす以外すべが無く、
今はただ拝聴しつつ、今後自分に何が出来るか、模索するばかりです。

以下は、飽くまでも浅井個人の見解となりますが、
現在では、綾波は勿論、つい３ヶ月程前に出たとある単行本特典ですら、
もう同じ価格でのクオリティ維持は不可能だと聞いています。
そのため、今後可動に関して原型の段階で可能なクオリティコントロールは、
構造の単純化と、その単純化を目立たないようにする
トリックの技法に集約されていくのではと思います。
しかしそれにしても、状況に改善の流れが見えない以上、限界はあり、
今関わっているいくつかの仕事も、まさにその問題の渦中にあります。
バックオーダーとして控えている仕事に関しては、安定化を徹底する方向で進めたとして、
その後は？となると、答えが見出せないのが正直なところです。
大資本の自社商品はともかく、クライアントと生産が違う場合など、
外注の原型師は越権でのチェックを好意でさせてもらっているケースが殆どですから、
かかわり続けることはいずれ不可能になるでしょう。
浅井としては、バックオーダーをクリアした以降は、
大量生産品から距離を置き、レジン製品や少数生産品へ、
メインの活動を移していこうかとも考えています。
(とはいえ、バックオーダーがかなりの量になりますので、まだ先になりますが）
勿論、良い方向に状況が変わる事は期待しますが、
残念ながら、今はそれ以外の答えが出せずにおります。

浅井様へ、闖入者より心を込めて。

　正直、ずっとこのままこのツリーの中で場違いな空気の読めない奴としてさらし者になったまま消えていこうかと思っていましたが、貴兄は私の真意をご理解くださったのではないかと確信しましたのであえてこれを最後と書き込ませていただきます。
　私がこのツリーの中で、また先だって削除をお願いしましたツリーの中で一貫してある意味攻撃的な文体で書き込んだのにはわけがあります。私はこの貴兄のサイトはアスカについて調べていてその結果たどり着いたわけですが、これはほかのツリーの話題なので引き合いに出すのは大変申し訳ないのですが、「ガッカリ」というトピックに対するレスが「こうこうこれらの対処はしたか」というのを読んで正直「なんだかスゴイとこだな、おい」と思ってしまったんですね。
　貴兄のどの書き込みを読んでもとても誠実で真剣な気持ちが伝わってきます。それゆえに、貴兄の作品を愛する皆さんが貴兄の人柄ゆえについ贔屓目にかばってしまい、かえって「打たれ弱い」クリエイターになってしまうのではないかと思ったのです。作品にはうまくいったものもそうでないものもあるでしょう。それは糧となり次につなげればよいことです。ですが、あまり肯定的な意見ばかりを聞いているといつしか作り手はどんどん内側に向かってしまいます。それは実質クリエイターとしての死を意味します。何かを創造するものは常に内から外へ発信しなければなりません。
　このツリーの、私の書き込み、3番目のやつですが、これは私が本当に言わんとした事は実はその後の貴兄の熱心なファンの皆さんの書き込みにあります。私の書き込みの中にはひとつ、強烈な毒が仕込んであります。それは「・・まあフィギュアひとつでそこまで言うのも大人気ないんだけどね。」の最後の一文です。これは実はクリエイターにとってこれ以上ないきつい一言です。自分の作り上げた作品のみならず自分自身を否定される一言ですから。そして、私は本当に貴兄の作品を愛するファンの方たちにはまさにそこをタコ殴りにして欲しかったのです。嫌われ役として。

　「本当に好きなら、あえてゆずってはいけないことがある。」

　私が一貫してダメだしをやめなかった本当の気持ちです。クリエイターが本当に耳を傾けなければいけないのはあるいは沈黙する声なきユーザーの聞こえない声なのかもしれません。

　本当はこんなネタばらしをするべきではなかったかもしれませんが、私の書き込みに少なからず憤慨した方々の胸のつかえを拭い去って消えていこうと思いあえて書かせていただきました。そして、趣味を存分に堪能するときに、ぜひあえて違う風にあたってみて下さい。そのとき、何か新しいものが見えてくるかもしれませんよ。

　もう私はこちらのサイトを訪れることはないのかもしれません。そしてイベントなどに参加した経験もない私と貴兄の作品との出会いは果たしてあるのかどうかわかりません。ですが、きっと私はあれほどけなしたアスカのフィギュアをこれからもずっとレイと一緒に大切に飾るのだと思います。そしていつかまた、貴兄のすばらしい作品と出会える日を楽しみにしています。

　私のたちの悪い引っ掛けに不快な思いをさせてしまった皆さん、本当にごめんなさい。

痛々しくて見てらんない・・・。
早く本当の大人になれるといいねｗ

（ ゜д゜）ポカーン

＞かえって「打たれ弱い」クリエイターになってしまうのではないかと思ったのです。

よけいなおせわじゃのー（ｗ
浅井氏は超打たれ強いんだけどなー

ネタばらしも何も・・・
「キサマのいる場所は、我々が既に2000年前に通過した場所だッッッ！！」by烈海王です。
じゃなきゃ、ver.1.5やver.2.0を出さんでしょ。
まあ場違いではあっても間違いではない？ということで・・・

田舎暮らしといたしましては、
浅井氏にはイベントという限られた世界だけでなく
誰でも作品を手に取れる場所に居て欲しいものです。
ああツリーがずいぶん伸びちまったよ。

　

浅井としましては、勿論改善の努力は続けていきたいと思います。
ＢＢＳ以外でも、メール等色々と御意見をいただきました。
無視したり、それを当たり前と捉えることはありません。
ただ、残念ながらそれは後の作でしか、今は証明する事ができません。
またいつの日か、喜んでいただける時がくれば幸いです。

勿論、個人的ではありますが、アスカの改善策掲載等も続けてまいります。
気が向かれましたら、皆様御覧いただければ嬉しく思います。
よろしくお願い致します。